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その方針を採らないシステムは衰退するであろうという意見が主流を占めている。普及促進活動とは、言葉を変えればデータベースをオープン化するための活動であるとも言える。具体的には一般論として以下のような手法が考えられるが、センシティビティ・マップの本格的な電子図化に当たってはこれらを参考とした上で、最も効果的な普及方法を策定する必要があり、今後の重要な課題の一つであると言えよう。

 

?PR活動の実施
データベースのオープン化に当たっては、ユーザーに対して、どこに行けばどのような情報が入手できるのかを積極的にPRする必要がある。
PR媒体については、インターネットまたは伝統的な紙媒体による広報手段、あるいはワークショップ等の開催を通じてのPR(口コミによるPR)などが考えられる。要は手法の如何を問わず、世の中に広く当該データベースの存在と利用価値を知らしめるための普及活動を効果的に行うことが重要である。また、このようなPR活動は、同様のデータベースの構築による二重投資を避けるための有効な手段ともなる。

 

?有効利用法の提示
当該データベースがオーブン化されたとしても、その有効利用法を認識できないユーザーが多いことも予想される。そのようなユーザーに対して、有効な利用事例を提示したり、実際に稼働しているシステムを紹介することも重要なPR活動である。
このようなPR活動によりユーザーは想像力を刺激される。ある主体がデータベースの利用を開始したことにより、さらにその主体と関連する別の主体も利用を開始するような連鎖反応が起きること

 

 

 

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